◆ 12月3日 午前 町歩き⑥ 桃谷から鶴橋

  町歩きの最終回です。少しぐずついたお天気でしたが、元気に桃谷駅を出発です。

 まず、猫間川筋を南下して勝山通の御勝山古墳(おかちやまこふん)をめざします。

 古墳はかっては「岡山」と呼ばれてましたが、大坂の陣で徳川秀忠が陣を置き、戦勝したことから「御勝山」と改められたと伝わります。平成2年古墳周辺を調査の結果、大阪市最古とされる縄文時代早期末から前期初頭の土器片が発見され、この付近は「勝山遺跡」と名付けられました。

 疎開道路を北上しながら、つるのはし跡と木村権左衛門邸跡を回りました。

つるのはし跡は、高津宮から河内・大和方面への交通路を開くため百済川(のちの平野川)に橋を架ける必要があり、数多くの渡来人たちもこの橋を渡ったと推測されます。

「猪飼野から生駒の山裾まで他人の土地を踏まずに行けた」という富豪・木村権左衛門邸宅の跡地は駐車場ですが、樹齢400年の椎の木のご神木と石燈籠や庭石が残されてます。

 

 平野街道道標のおおさか表記に「阪」の字が使われていることを確認して、御幸森天神宮に到着です。

 祭神は、少彦名命(すくなひこなのみこと)仁徳天皇、忍坂彦命(おしさかのひこのみこと)。1600年程前の猪飼野は、河内湖を望む猪甘津(いかいのつ)と呼ばれた港で、百済の人たちが猪飼部(宮廷に献上する豚を飼育する官職)となって住まいしていたところです。伝承によれば、高津宮から仁徳天皇が鷹狩や百済の人たちの様子を見聞するため幾度も行幸されたので「御幸の森」と呼ばれ、天皇崩御の後、406年に猪飼野の百済の人たちが天皇の御神霊を祀ったのが始まりです。

 境内には、幣殿・拝殿・透塀が国の登録有形文化財。仁徳天皇腰掛石、樹齢700年の椋の木、王仁(わに)博士の「難波津の歌」歌碑、徳川時代(1616年)旧平野川に設置された灯明台などがあります。

(写真は、唯一の残っている灯明台)

◆ 12月3日  午後 たこ焼きから大阪文化を考える

◆ 12月10日 午前 大和川の歴史

 文化財保存全国協議会全国委員 西田幸司講師をお迎えし、三大地誌の「河内鑑名所記(1679年)」「河内誌(1735年)」「河内名所図鑑(1801年)」を抜粋しながら、大和川の治水についてのお話です。

 旧大和川は、河内湖を埋め立て河内平野を作りましたが、たびたび洪水が起こったため、1704年から大和川付け替え工事を行い、現140億円と約7ヵ月半を費やし現在の大和川の川筋になりました。川底を掘るのではなく、南北の土塁を高くし、大阪城を守るため、北堤を高くしました。

 工事により、河内平野に暮らす農民は水害をのがれることができましたが、一方で大変な苦労があったことを忘れてはならないのです。

◆ 12月10日 午後 ボッチャ交流会

 ボッチャとは、ヨーロッパで生まれた脳性まひや身体障がい者に向けて生まれたスポーツで「究極のバリアフリースポーツ」として紹介されています。ボッチャは、パラリンピックの公式競技になっているほどのメジャーな競技です。

 ルールは、カーリングに似ています。

 ジャックボールと呼ばれる目標となる白いボールに、赤・青二種類のボールを投げ合い、ジャックボールに一番近いボールを投げたチームが勝ちになります。細かいルールはいろいろありますが、今回は初心者向け2対2のペアーで体験しました。

 必ず椅子に座ったままで投げます。じゃんけんで勝ったチームがジャックボールを投げ、それにできるだけ近づけるように自分のボールを投げます。次に相手チームが同じようにボールを投げ、ジャックボールに遠いチームが続けてボールを投げます。一方のチームが投げるボールがなくなると、もう一方のチームが連続で投げます。

 写真は、今のところ赤のボールがジャックボールに近いようです。

 なかなかボールのコントロールが難しく、単純ですが奥が深い競技でした。

 皆さんも一度経験して見てください!

◆  12月17日 午前 おもちゃ

 

 

 

 3月に開催される「天王寺区やったもんがち」に参加するために、シルバーアドバイザネット大阪の講師お二人から、写真の「折り紙サンタクロース」「ストロータケコプター」「ぶんぶんゴマ」2種類の作り方を教わりました!

 まず、材料の牛乳パックを幅2cmに8等分切って、「ぶんぶんゴマ」を作りました。

 4つのパーツをしっかり組み合わせるのですが、なかなかうまくできず、講師の方からも「しっかり頭を使って組み合わせてね」と優しいお言葉がありました。

 「ストロータケコプター」は、型通りに牛乳パックを切って30度に折り曲げて、切込みを入れたストローにホッチキスで止めると出来上がりです。ストローの飛ばす角度を工夫すると、ブーメランのように自分の元に戻って来ます。

 「折り紙サンタクロース」は、2枚の折り紙を使って作りました。

 当日まで、作り方覚えているか不安です!!

◆  12月17日 午後    書道

 松岡桂子(恵花)先生をお迎えし、「礼儀の心 書の世界」を学びました。

 上手に書くコツ「右上がりに書く、縦線を太く、画数の多い文字は大きく画数の少ない文字は小さく書く、書く前にイメージする」など教えていただき、早速先生のお手本を見ながら、自分の名前を筆で書いてみました。

 久しく筆を使って無いので、最初はなかなか難しく、先生のアドバイスを戴いてだんだん上手になってきました。来年の干支「亥」を色々な字体で書いて、干支飾りも作りました。